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CAD/CAM インレー 保険 メリット デメリット 名古屋市名東区の歯医者・歯科 本郷 藤が丘  みやちファミリー歯科

CAD/CAM インレーという白い詰め物が、部位によっては保険診療で行えるようになりました。

本郷、藤が丘からも通いやすい、名古屋市名東区の歯医者 みやちファミリー歯科 院長の宮地です。

 

CAD/CAMとは

CAD(Computer Aided Design)は、コンピューター上でデザイン、設計を行うことです。

CAM(Computer Aided Manufacturing)は、CADで作られたデザインをもとに、製作する機械がどのように動けばいいかの指示するシステムのことをいいます。

 

CAD/CAMとはその両方の機能をもつソフトウェアのことをいいます。

 

 

 

歯科の分野でのCAD/CAM

 

 

保険診療で認められているCAD/CAM治療には、かぶせ物(冠、クラウン)と、詰め物(インレー)があります。

どちらもハイブリッドレジン(樹脂とセラミックの混合物)のブロックを、機械が削り出して作ることによって、今までの樹脂で詰める治療よりも強度が確保できた治療となります。

 

追記

令和5年12月より、ハイブリッドレジン以外にもPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)という材料を使ったCAD/CAM冠(インレーは不可)が保険診療で新たに認められるようになりました。

詳しくは下記をご覧ください。

 

https://miyachi-family-dc.jp/blog/%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%8f%e5%a5%a5%e6%ad%af%e3%81%ae%e7%99%bd%e3%81%84%e3%81%8b%e3%81%b6%e3%81%9b%e7%89%a9%e3%81%8c%e4%bf%9d%e9%99%ba%e9%81%a9%e5%bf%9c%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8a%e3%81%be%e3%81%97/

 

 

また、保険診療以外でもCAD/CAMシステムは使われており、より強度の高いジルコニアも同様に作製します。

他にも、入れ歯の作製や、矯正治療にも活用される技術になります。

 

 

 

保険診療での適応部位

 

愛知県歯科医師会様より引用

 

 

以前より小臼歯は無条件でハイブリッドレジンのCAD/CAMインレー、冠どちらも保険適応で対応できましたが、第一大臼歯は条件があり、第二大臼歯は金属アレルギーの方の特例以外はできなかったのですが、令和6年6月より、保険適応で行える部位の範囲が拡大されました。

 

 

今までは上下左右の第二大臼歯が全て残存している方は。第一大臼歯がハイブリッドレジンのCAD/CAMインレー、冠が保険適応でした。

 

それに加え、CAD/CAM冠を装着する部位の反対側に大臼歯の咬合支持がある場合(ブリッジでも可)で

①CAD/CAM冠を装着する部位と同側に大臼歯による咬合支持(親知らずでも可)がある場合は可能です

または

②CAD/CAM冠を装着する部位の近心隣在歯まで咬合支持があり、対合する歯が欠損または部分床義歯の場合

も保険適応になりました。

複雑なルールですので、まずは検査をしてから、相談いただけるといいかと思います。

 

 

 

CAD/CAM治療の手順

 

1.まずお口の型を取ります

2.型取りしたものをデータに落とし込み、コンピューター上で設計します

3.ブロックを専用の機械で、歯の形に削り出していきます

4.歯科技工士さんによって仕上げを行います

5.お口の中に入れてみて確認を行い、必要に応じて調整後、接着します

 

 

当院の保険診療のCAD/CAM治療は、型取りから1週間後に、かぶせ物、詰め物ができてきます。

保険外のジルコニア治療の場合は、2週間ほどいただいております。

 

 

 

保険診療のCAD/CAM治療のメリット、デメリット

 

メリット

 

1.保険診療でも白い歯で見た目が自然

2.金属ではないので、金属アレルギーの心配がない

3.削り出してつくるので、保険診療の樹脂に比べて、強度に優れている

4.金属ほどの硬さはないので、歯に負担がかかりにくい

5.保険適応なので、自由診療の白い歯に比べて安価

 

 

 

デメリット

 

1.白いですが、セラミックなどに比べると歯と色調の違いがある

2.最初は白いですが、長期的にみると、樹脂が含まれているので黄ばんで変色する

3.機械が削り出すので、歯科技工士さんが直接作るものに比べて緩くなってしまう場合があり、外れやすいことがある

4.かみ合わせが強い方が長期的に使っていくと、すり減りが大きい場合があり、表面の光沢も失われてしまう

5.樹脂よりは強度があるとはいえ、かみ合わせが強い方の場合は壊れてしまう可能性がある

6.セラミックはツルツルなので汚れが付きにくいですが、擦り減ってくると汚れが付きやすくなる

 

 

やはり自由診療のセラミックやジルコニアに比べると物性として劣りますが、

保険診療の場合、樹脂では強度的に持たず、金属じゃないと治せなかった部位でも選択枝が増えたことは患者様にとって有益だと思います。

 

金属はデメリットも多い治療ですので、当院ではCAD/CAM治療も積極的に取り入れていきます。

当院はメリット、デメリットをお話した上で、患者様とご相談して治療方針を決めています

気になることがありましたら、気軽にお問い合わせください。

 

 

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本郷駅、藤が丘駅から車で4分。

お車でお越しの方のために、広い駐車場を10台完備。

歯医者さんが苦手なお子様でも、ご家族と一緒に治療を受けられる、ファミリールームやベビーベッドもあります。

むし歯や歯周病の治療だけではなく、ホワイトニング、小児(子ども)歯科、小児矯正、無痛治療など幅広く行っています。

 

〒465-0023  愛知県名古屋市名東区石が根町93

TEL 052-737-7120

みやちファミリー歯科

 

皆様のご来院をお待ちしております。

院長 宮地 秀彰

記事監修

院長 宮地 秀彰
(みやち ひであき)

  • 朝日大学歯学部卒業
  • 朝日大学歯学部総義歯学 修練医
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