歯周病の原因は、直接的原因と間接的原因の2つの原因があります。
直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。歯垢は細菌の塊で、歯と歯茎の隙間に潜んでおり、この歯垢の細菌が出す毒素により歯茎に炎症が起きます。
間接的な原因は生活習慣と口腔内環境のトラブルです。
歯周病・レーザー治療
歯周病・レーザー治療
歯周病とは、歯の周りの歯肉・歯根膜・歯槽骨に炎症が起こっている病気の総称です。
歯肉に炎症が留まっている状態を「歯肉炎」といい、歯根膜や歯槽骨にまで炎症が広がった状態を「歯周炎」と言います。歯周炎は歯槽膿漏とも呼ばれています。
歯周病は、痛みが無く静かに進行していくため、初めのうちは自覚症状がありません。そのため、気付いたときにはかなり症状が進行してしまっているケースも珍しくありません。さらにそのまま放置すると、歯を支える顎の骨が溶け、歯が抜け落ちることもあります。
また、日本人が歯を失う原因の第一位でもあり、歯周病が糖尿病等の生活習慣病と関連していることも最近では明らかになっています。早期発見、早期治療が必要です。
歯周病の原因は、直接的原因と間接的原因の2つの原因があります。
直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。歯垢は細菌の塊で、歯と歯茎の隙間に潜んでおり、この歯垢の細菌が出す毒素により歯茎に炎症が起きます。
間接的な原因は生活習慣と口腔内環境のトラブルです。
喫煙、ストレス、食生活の乱れ等も歯周病の原因にもなります。
そのまま放置すると歯周病等を引き起こす恐れがあります。
歯周病は口腔内の細菌による感染症です。
歯周病の進行度には一般的に5段階の流れがあり「健康な歯茎の状態」→「歯肉炎」→「軽度歯周炎」→「中度歯周炎」→「重度歯周炎」の流れになります。
STEP1健康な歯茎の状態
健康な歯茎とは、歯茎全体がピンク色で、引き締まっている状態です。歯と歯茎の隙間がほとんどなく、ブラッシング時の出血もありません。歯を支える骨がしっかりしているため、歯はほとんど動きません。
STEP2歯肉炎
お口の中の清掃が不十分だと、歯垢が溜まり炎症が起き、歯茎が赤くなります。この歯茎のみに炎症が起こることを歯肉炎といい、歯周炎になる前の状態です。歯肉炎の段階では、まだほとんど痛みはないですが、ブラッシング時出血などの症状があります。まだ治療とメンテナンス次第で元通りの健康な歯茎に戻れる可能性があるため、早めの受診をおすすめします。
STEP3軽度歯周炎
歯肉炎から症状が進行し、歯茎がさらに炎症を起こした状態です。もともと歯周ポケットの深さは2mm程度が正常ですが、軽度歯周炎では3~4mm程度まで広がり、歯や歯茎を支える骨が徐々に破壊されていきます。軽度歯周炎の段階では、歯茎の腫れやブラッシング時の出血、冷たいものがしみるなどの症状が現れます。そのまま放置すると症状は中度歯周炎へと進行します。
STEP4中度歯周炎
軽度歯周炎から症状が進行し、歯茎の炎症がさらに強く広がります。歯周ポケットの深さは4~6mmまで広がり、歯周ポケット内には歯垢や歯石が大量に付着します。歯を支える骨も溶け始め、歯が浮いた感じがしたり、ぐらつく等の症状が起こります。歯茎の出血や腫れはひどくなり、膿や臭いが出るほどに状態が悪化し、歯茎が痩せて下がる等の症状が現れてきます。
STEP5重度歯周炎
歯茎はさらに下がり、歯と歯の隙間も目に見えるほど目立ちます。この段階まで症状が進むと、歯を支える骨は完全に溶け、出血や膿、口臭も強くなります。頻繁に腫れるのを繰り返し、歯がぐらぐらとなり、抜け落ちることもあります。歯周病末期状態です。
ブラッシング指導
日常のブラッシングをより効果的に行うため、正しいブラッシング方法を身に付けてもらいます。また、患者さん全員が異なるお口の環境なので、それぞれに適した清掃器具や薬剤等処方していきます。
歯石除去
歯周病の原因となる、歯石を除去する治療です。スケーリングと呼ばれ、専用の器具を使用して歯石を取り除きます。歯茎の深くまで歯石が付着してしまった場合は、麻酔を併用して、歯石及び感染組織を清掃する場合もあります。
レーザー治療は、歯と歯茎の境目の溝に存在する細菌や歯石を、レーザーの熱や光線によって取り除く治療です。
レーザー治療は歯周病だけでなく、根管治療や外科的治療といった様々な症例に対応できる治療法です。治療にあたって患者さんの負担が少ないことが特徴的です。
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