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レーザー むし歯 歯石 名古屋市名東区の歯医者・歯科 本郷 藤が丘  みやちファミリー歯科

歯石が取れ、むし歯治療ができるレーザーを導入しました。

本郷、藤が丘から通いやすい、名古屋市名東区の歯医者 みやちファミリー歯科 院長の宮地です。

 

当院は元々Nd:YAG(ネオジウム ヤグ)レーザーを用いて、歯周病治療や口内炎、ホワイトニング、外科治療など、様々な治療を行ってきました。

浸透性の高いNd:YAG(ネオジウム ヤグ)レーザーは、歯周ポケットの殺菌や根管治療といった、深部への殺菌能力が高い一方、むし歯を取ったり、歯石除去はできません。

 

今回導入したアドベールSHは2024年6月21日に登場した、最新のEr:YAG(エルビウム ヤグ)レーザーで、以前の機種よりより素早く、負担の少ない治療が可能になりました。

 

Er:YAG(エルビウム ヤグ)レーザーは水への吸収性がとても高いレーザーで、微小爆発が起こることでむし歯の蒸散や歯石の除去を行うことができます。

 

 

 

 

 

 

歯科用レーザーとは

眼科や皮膚科など、医療の分野でも多く応用されているレーザーですが、歯科の分野では1980年代後半辺りから、炭酸ガス(CO2)レーザーやNd:YAG(ネオジウム ヤグ)レーザーが、軟組織(歯ぐき等)の治療に用いられ始めたと言われています。

現在ではむし歯治療や歯石の除去、インプラントに至るまで、様々な治療に歯科用レーザーは応用されています。

 

代表的なレーザーとして、炭酸ガス(CO2)レーザー、Nd:YAG(ネオジウム ヤグ)レーザー、Er:YAG(エルビウム ヤグ)レーザー、半導体レーザーがあります。

これらが、組織浸達型と表面吸収型の2つに大別されます。

 

組織浸達型のレーザーは組織の内部に浸透するため、歯周ポケットの中の殺菌や、止血しながらの切開などに優れる一方で、組織内部へのダメージが起きやすいので、注意が必要になります。

反対に表面吸収型のレーザーは組織内部に浸透しにくいため、表面にエネルギーが集中し、組織への負担が少ない治療を行うことができます。

 

組織浸達型レーザーは、Nd:YAG(ネオジウム ヤグ)レーザー、半導体レーザー

表面吸収型レーザーは、炭酸ガス(CO2)レーザー、Er:YAG(エルビウム ヤグ)レーザー

 

となります。当院では症例に応じて、Nd:YAG(ネオジウム ヤグ)レーザーとEr:YAG(エルビウム ヤグ)レーザーを使い分けております。

 

 

 

Er:YAG(エルビウム ヤグ)レーザー

水への吸収性が高いレーザーで、水を含む体の組織によく吸収されるレーザーです。

人間は水分が多いため、軟組織、硬組織ともに効果的に蒸散できます。

照射部のごく表面で吸収されることで、発熱は少なく、周囲組織へのダメージが少ないため、軟組織の治癒が早いレーザーです。

 

 

・むし歯が取れる

熱作用により、結晶水や有機成分に選択的気化が生じ、それに伴い内圧が亢進し、微小爆発により物理的に組織の崩壊が起こる、“熱力学効果”、“光力学的効果”で蒸散が起こることで、むし歯を取ります。

 

メリット

回転切削器具で削るよりも、むし歯の部分のみをより選択的に除去できることと、削ることによる神経へのダメージが少なく済むと考えられております。

 

デメリット

削るのと違い、少しずつ蒸散していくので、時間がかかります。

 

 

 

・歯石が取れる

水によく吸収されるため、歯石中の水分や有機物に吸収された光エネルギーは熱エネルギーへ変換されて気化が生じ、歯にダメージを与えることなく歯石を蒸散することができます。

この際に起こる急激な水分子の体積膨張により、石灰化物内部からも、機械的に歯石を粉砕できます。

 

メリット

レーザーの滅菌効果により、歯石を蒸散するのと同時にリポポリサッカライド(LPS)などの歯周病菌の産生した内毒素(エンドトキシン)を除去でき、歯石除去と殺菌を同時に行うことができる。

 

歯石除去とともに、歯の根の処理が行え、通常の歯石除去に比べ、スミヤー層(歯等の削りカスが詰まった層)が存在しないため、歯ぐきなどの細胞への接着に優れている(=歯ぐきと歯根の付着が改善し、良好な予後が得られる)といわれています。

 

通常歯石除去で歯ぐきの出血している部位から歯周病菌等が身体に入り込み、一時的に菌血症が起こるといわれています。

 

菌血症に関して詳しくはこちら

https://miyachi-family-dc.jp/blog/%e6%ad%af%e5%91%a8%e7%97%85%e3%81%af%e8%aa%8d%e7%9f%a5%e7%97%87%e3%82%92%e6%82%aa%e5%8c%96%e3%81%95%e3%81%9b%e3%81%9f%e3%82%8a%e3%80%81%e8%82%ba%e7%82%8e%e3%81%ae%e5%8e%9f%e5%9b%a0%e3%81%ab%e3%81%aa/

 

 

Er:YAG(エルビウム ヤグ)レーザーで歯石を取る場合、レーザーで殺菌しながら行えるので、菌血症が起こりにくいといわれております。

 

 

デメリット

歯石の付着状態によっては時間がかかる場合があります。

 

 

・歯ぐきなどの軟組織の切開を、ダメージが少なく行うことができる

 

軟組織の切開は替え刃メスや電気メス、様々なレーザーで行うことができますが、各々メリット、デメリットがあります。

替え刃メスは組織へのダメージは少ない代わりに、出血を伴うため、縫合が必要になります。

電気メスは止血しながら切開を行える一方、熱によるダメージが大きく、骨にも影響が出やすいため、取り扱いに注意が必要です。

 

レーザーでの切開の場合、レーザーの種類によって大きく異なりますが、注水下で切開を行うEr:YAG(エルビウム ヤグ)レーザーが最も組織に熱の影響を与えず、ダメージが少なく切開、止血を行うことができます。

処置後の痛みも出にくいといわれています。

 

他のレーザーの方が熱による止血は得意ですが、組織にも熱の影響によるダメージや痛みが出やすいと言われています。

 

 

 

・インプラントや外科処置にも応用できる

 

インプラント周囲に感染が起きてしまった場合、最悪インプラントを除去する必要があります。

軽度な場合は、歯ぐきを切開し、インプラントの周りの感染物質や汚染された周りの骨をレーザーできれいにすることが可能になります。

骨は熱によるダメージを受けやすいので、他のレーザーでは難しいのですが、水を出しながら治療する、Er:YAG(エルビウム ヤグ)レーザーでは汚染された周りの骨やインプラント周りもきれいにすることができます。

また、再生治療を行う場合も、Er:YAG(エルビウム ヤグ)レーザーを併用し、きれいにすることで良好な予後が得られるといわれています。

※当院ではインプラント治療および、上記処置は現在行っておりません。

 

 

 

アドベールSHは人にやさしい痛みが少ないレーザーです。

みやちファミリー歯科では、なるべく薬を使わず、体に負担のかからない治療を心がけております。

今後も治療のレベルを向上させるため、様々な取り組みを行っていきます。

 

 

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本郷駅、藤が丘駅から車で4分。

お車でお越しの方のために、広い駐車場を10台完備。院内はバリアフリーとなっております。

歯医者さんが苦手なお子様でも、ご家族と一緒に治療を受けられる、ファミリールームやベビーベッドもあります。

むし歯や歯周病の治療だけではなく、ホワイトニング、小児(子ども)歯科、小児矯正、マタニティ歯科、無痛治療、レーザー治療など幅広く行っています。

 

〒465-0023  愛知県名古屋市名東区石が根町93

TEL 052-737-7120

みやちファミリー歯科

 

皆様のご来院をお待ちしております。

院長 宮地 秀彰

記事監修

院長 宮地 秀彰
(みやち ひであき)

  • 朝日大学歯学部卒業
  • 朝日大学歯学部総義歯学 修練医
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