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本郷、藤が丘からも通いやすい、名古屋市名東区の歯医者 みやちファミリー歯科 院長の宮地です。
出生時の体重が2500グラム未満のお子さんを低出生体重児といいます。
医療の進歩もあり、ここ数年9%を超える割合でみられています。
また、低体重児は免疫力が弱いことが多く、その場合感染症や合併症を起こしやすいです。
早産が原因の場合や、胎児の発育不全等が考えられますが、はっきりとした原因は解明されていないようです。
しかし、以下の条件の方に多く起こるといわれています。
1.お母さんが歯周病に罹患している
お母さんが歯周病に罹患していると、低出生体重児を出産する確率は7倍にもなるといわれています。
歯周病に罹患すると歯周病菌が増えます。それにより免疫反応が起こり、血管内に炎症性物質が多く出ます。
炎症性物質は出産の合図になることがあるので早産になり、結果低出生体重児となってしまうことが考えられます。
他にも、歯周病菌が出血した血管から全身にめぐり、胎盤や子宮に感染することがあります。
それにより、胎児が発育不全となり、低出生体重児になることも考えられています。
2.妊娠中の喫煙
妊婦がタバコを吸う(受動喫煙も含む)ことにより、低出生体重児の確率が高くなるといわれています。
妊娠中の喫煙本数が多いと、早産の確率も高くなるとも考えられています。
3.妊娠中の飲酒
アルコールの摂取も低出生体重児の原因になるといわれています。
4.妊婦の体調の変化
妊娠高血圧症候群、子宮頸管無力症、常位胎盤早期剥離、母体の感染などが原因で、早産になりえます。
仕方ない場合も多いですが、早産は低出生体重児の原因になります。
5.赤ちゃんの発育
胎児がおなかの中で発育不全になると、低出生体重児になる原因になります。
双子などは子宮が大きくなり、早産になることが多いともいわれています。
1.お口の中の発育
低出生体重児の場合、歯の幅やあごの大きさが小さいことが多くみられます。
あごが小さいと歯の並ぶスペースが少ないため、歯並びに悪影響が出やすいことが考えられます。
歯が小さいことで咀嚼能力の低下も認められます。しっかりかめないで丸飲みしていると、内臓にも負担がかかります。
また、エナメル質形成不全や癒合歯も多くみられます。
形成不全
癒合歯
早めに歯科医院に受診し、歯並びの確認や、フッ素塗布を行い歯質強化をすることをおすすめします。
2.全身の発育
低出生体重児は様々な発達障害を発症するリスクが高いといわれています。
他にも、生活習慣病にかかり易いともいわれています。
そのため、早期に低体重を改善することが望ましいともいわれています。
母乳は免疫力を高めるために望ましいですが、それだけでは早期の発育に栄養が足りないため、他で栄養を補う場合もあります。
かかりつけ医と早めに相談することが重要となります。
3.感染を起こしやすい
免疫力が低い場合が多く、感染しやすいことが多いです。
出産前に低体重が疑われる場合は、病院であらかじめご相談することをおすすめします。
歯科の分野としては、低出生体重児の確率を下げるため、まずはお母さんが歯周病に罹患しないようにすることが重要と考えております。
マタニティ歯科として、定期的なクリーニングをするだけでなく、つわりで歯磨きが難しい妊婦さんに磨き方や洗口剤のアドバイスもさせていただいております。
また、お母さんのむし歯菌はお子さんに定着しやすいので、積極的なむし歯治療もおすすめしております。
妊婦さんにも安心して治療にきていただけるように、個室もご用意しています。
気になることがありましたらお問い合わせください。
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本郷駅、藤が丘駅から車で4分。
お車でお越しの方のために、広い駐車場を10台完備。
歯医者さんが苦手なお子様でも、ご家族と一緒に治療を受けられる、ファミリールームやベビーベッドもあります。
むし歯や歯周病の治療だけではなく、ホワイトニング、小児(子ども)歯科、小児矯正、無痛治療など幅広く行っています。
〒465-0023 愛知県名古屋市名東区石が根町93
TEL 052-737-7120
みやちファミリー歯科
皆様のご来院をお待ちしております。
記事監修
院長 宮地 秀彰
(みやち ひであき)
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